セレンクリニック 評判

セレンクリニックの体験談 評判

東京都 女性・61歳

平成4年4月に地元の国立病院で乳がんの診断を受けました。

先生の言われる通り手術を受け、右胸内側から3.5cm×3.5cmの腫瘍を摘出。

 

その時リンパ節、大胸筋なども切除、抗がん剤による治療も併用しました。

手術は上手くいき、その後 9年半くらいは何事も無かったのですが、ある日体調に不調を感じ、平成13年6月に骨シンチ検査を行ったところ、骨盤、頸椎を含む6〜7カ所の骨にがんが転移している事が判明。

 

主治医の先生から専門の病院を紹介され、そこで血液マーカーを見ながら飲み薬と抗がん剤治療を行うのですが、一向にがんは抑えられず、むしろ広がるばかり。

ついには肺にまで転移する結果となり、次第に精神的にも参ってきました。

 

平成15年7月、主治医の先生から勧められ新薬の抗がん剤のモニターに同意し、強い化学療法を行うことになりました。

 

私は職業柄看護士としていろんな患者さんの治療の現場を見てきた経験もあり、どうしても抗がん剤の持つ激しい副作用が心配だったのですが、某有名製薬会社の新薬だということで、製薬会社の知名度を信じて治療に身を委ねました。

 

しかし、やはり副作用はとても強く、体重も一気に11kg〜12kg減ってしまう割には全く効果は上がらず、この先いったいどうなってしまうのだろうか、そのようなことばかり考えるようになっていました。

 

平成15年10月、昔からの友人がセレンクリニックでの免疫療法というものを教えてくれました。私は今までいくつかの予防運動などをを試したことはありましたが、よかった記憶がなく、また看護士としても医学知識も持っていましたのですぐには鵜呑みに出来ませんでしたが、とりあえずわらにもすがる思いで資料請求など問い合わせ、予約。

 

 

そのころアガリクスも試しており、これにはあまりいい実感が無かったのですが、セレンクリニックの先生の方はそのままアガリクスも併用した方がよいということで、アガリクスもそのまま続けながら活性化自己リンパ球療法(免疫療法)による乳がん・肺転移腫瘍治療を開始しました。

 2週間隔で2回活性化自己リンパ球療法による乳がん・肺転移腫瘍治療を実施後、月1回の治療を継続しました。病院での治療の状態が悪く、もう年は越せないと家族も私も覚悟を決めていましたが、次第にマーカーが下がり始め、翌年平成16年3月12日の検査で、進行性がんの進行が止まりました。4月9日の血液検査ではすべての検査項目で回復が確認され、セレンクリニックさんでも信じられない様子でした。

 

一度は死を覚悟していましたが、今はすべてが前向きで、諦めていた6月の同窓会に出られるのが夢のようでした。テレビを見て連絡をくれた熊本の友人は私の一生の恩人です。本当に感謝しています。また、セレンクリニックさんも一切押し売りが無く、とても紳士的な対応で好感が持てました。これからもセレンクリニックでの治療を続けて、完全にがんを克服したいと明るく考えている今日この頃です。

 

男性(当時63歳)

 2000年に食道がんと診断され、食道摘出及び胃部の半分を切除する食道がんの大手術を行ないました。

 食道がんの大手術後にも喉頭がんがみつかり、主治医より放射線治療による喉頭がん治療を提案されるが断り、喉頭がんを手術で摘出し、抗がん剤治療も放射線治療も受けずに、2002年にセレンクリニックの医師から、活性化自己リンパ球療法(免疫療法)による食道がん・喉頭がん治療を受けました。

 

患者様談

2度目の喉頭がん手術後、ひょんなきっかけから活性化自己リンパ球療法(免疫療法)を知ることになりました。「セレンクリニックが持っている技術でリンパ球を培養して治療する免疫療法は、良い療法らしい」と知人から教えられ「そんなにいい治療法なら、私もやりたい」と即決に食道がん・喉頭がん(喉頭腫瘍)治療を決めました。「リンパ球療法(免疫療法)が効いているのでしょう。1年前の私とは明らかに違いますから。『よく生き返ったね』とみんなからいわれるんですよ」と適度な日焼けをし健康そうな顔色でお話をされていました

 

※現在は、御自分の創立された会社を後継者に譲られ相談役となり会社出勤されています。

 

●患者様が行った治療

既に活性化自己リンパ球療法による食道がん・喉頭がん治療を合計50回。食道がん・喉頭がんの再発予防が目的のため、現在はほぼ月に1回の活性化自己リンパ球療法による食道がん・喉頭がん治療を継続しています。

 

セレンクリニック,評判,免疫療法

 

免疫療法とは

 

免疫療法には種々の方法がありますが、近年、「第4の癌(がん)治療法」ということで副作用などの苦痛をともなわず、生活の質(QOL)を高めるような『免疫療法』が注目されています。

 

免疫療法は、活性化リンパ球療法(活性化自己リンパ球療法)などの最先端の細胞免疫療法(免疫細胞療法)から、東洋医学である漢方療法、健康食品(アガリクスなど)の類までいろいろな種類があります。

 

癌(がん)治療は「手術」「化学療法」「放射線療法」が主流ですが、どの癌(がん)治療法も効果以上に副作用などで患者さんに苦痛が伴うことがあります。また、年令や体力に実施が難しい癌(がん)治療も多くあります。  免疫療法は、このような厳しい副作用が比較的少ないことが特徴です。

 

ここでは、特に癌(がん)の免疫療法について解説します。

 

癌(がん)の免疫療法は、もともと人の持っている免疫力を高めて癌(がん)を治療しようということですが、免疫力を高めるには様々な方法があります。

 

免疫療法の始まり

細胞免疫療法(免疫細胞療法)はLAK療法に始まりました。 1980年代初め、アメリカ国立がんセンター(NCI)のローゼンバーグ博士らのグループは、癌(がん)患者から大量のリンパ球を取り出し、大量のIL- 2で数日間刺激し活性化リンパ球を誘導した後、大量のIL-2と共に点滴で戻す細胞免疫療法を開発しました。 これがLAK(リンフォカイン活性化キラー細胞:Lymphokine-Activated Killer cell)療法です。

 

 期待したほどの効果はありませんでしたが、それ以上にIL-2の副作用が強く、リンパ球の大量培養が出来ないことや、患者からの大量のリンパ球の採取は身体的負担も大きいことから、その後この治療そのものは中断しました。

 

 この過程で、同様の方法でより高い癌治療効果を期待して、腫瘍組織浸潤活性化リンパ球療法(TIL)や細胞障害性活性化リンパ球療法(CTL)が考案されました。 腫瘍組織浸潤活性化リンパ球療法(TIL)は、腫瘍組織に浸潤しているリンパ球を手術で取り出し活性化する方法であり、細胞障害性活性化リンパ球療法(CTL)は培養中に手術で取り出した癌(がん)細胞を混合させて刺激を繰り返し活性化する方法です。 どちらも、直接癌細胞で刺激することによって、攻撃対象となる癌に対して特異性を高めることを目的にしました。 しかし、培養方法はLAK療法と同様であること、効果が期待したほどではなかったことから発展しませんでした。

 

新しいリンパ球培養方法の登場で細胞免疫療法が復活

LAK療法の衰退後、リンパ球大量培養方法の効率化と身体的負担の軽減、高い臨床効果と安全性、を目的に様々な研究が繰り返され、1980年代後半、わが国で新しい培養方法が開発されました。 当時、国立がんセンター研究所室長であった関根暉彬博士(現、株式会社リンフォテック代表取締役)は、LAK療法の経験を踏み台にして、少量の末梢血からリンパ球を分離し、抗CD3抗体とIL-2で刺激することによって、リンパ球を1000倍以上に増やす方法を開発しました。 これにより採血による身体的負担が解消されました。 また、活性化リンパ球投与時に抗CD3抗体やIL-2を除く事により、重篤な副作用も無くなりました。

 

 現在、活性化リンパ球療法を実施している医療機関では、ほとんどの所でこの培養方法を基本にしています。関根博士らは、この方法で培養した活性化リンパ球の効果を確かめるため、肝臓癌の手術後の再発予防、という目的で臨床試験を実施しました。5年間の試験の結果、活性化リンパ球治療によって癌の無再発生存率は改善され、統計学的に明らかな有効性が確かめられました。現在様々な種類の細胞免疫療法が存在しますが、統計学的に明らかに有効であると証明された成績はこの報告のみです。

 

 臨床効果が確認された後、この培養方法を応用してTIL療法やCTL療法が試みられました。CTL療法は、癌細胞の他に癌抗原などを用いた方法も考案されて、臨床応用されています。

 

新しい細胞免疫療法の登場

活性化リンパ球の大量培養が可能になったことで、細胞免疫療法は再度がん治療の一つの方法として復活してきました。 一方で、攻撃対象となる癌細胞にできるだけピンポイントで活性化リンパ球を到達させることは出来ないかという考えから、リンパ球に癌(がん)細胞などの抗原情報を伝える樹状細胞を使った細胞免疫療法が登場しました。

 

 リンパ球は、樹状細胞などのような情報伝達する細胞から情報を受け取って活性化し、癌細胞を攻撃します。 このことから、体外で樹状細胞と癌細胞を混ぜて培養して癌細胞の情報を取り込ませ、その後樹状細胞を患者に投与して体内のリンパ球を活性化させる方法が考案されました(樹状細胞ワクチン療法)。

 

 ただ、樹状細胞自体に攻撃する能力が無いことや、患者の免疫機能が低下していた場合、効率よくリンパ球が活性化できるかどうかなどの課題が残っています。 一方、リンパ球と樹状細胞を混ぜて抗CD3抗体とIL-2を使って活性化培養することによって、効率よく活性化リンパ球を誘導する方法も考案されています(樹状細胞活性化リンパ球療法)。 樹状細胞を使った治療法は臨床応用が始まったばかりで、現在 効果や安全性の確認が行われています。

 

免疫細胞療法の将来性は?

 リンパ球や樹状細胞を活性化して治療に使う細胞免疫療法は、生体の免疫機能を高める効果や副作用が軽いという安全性の面から、今後がんの第4の治療法としてますます注目されるでしょう。 また、免疫機能を高める効果から考えると、癌以外にも治療の可能性がある病気がたくさんあります。これらへの応用ももちろん考えられるでしょう。

 

 新しい培養方法が開発され、新しい治療が出てくることも大いに考えられます。

 免疫細胞療法の将来の発展には、大いに期待されています。

 

がんに対する免疫とは

癌(がん)に対する免疫(免疫療法)に関して説明します。

 

 人為的に生体の免疫機能を活性化し、さらに癌(がん)の治療を試みようとするのが「免疫療法」です。 免疫療法は、リンパ球等の免疫担当細胞を使用します。

 

 生体を構成している細胞は、通常決まったサイクルで誕生、分裂、増殖を繰り返し、寿命がくれば死滅します。 ところが、正常な細胞に様々な刺激(発癌物質、ストレス、ウィルスなど免疫異常を誘発するもの)が加わると遺伝子の異常が起こり、正常細胞が癌(がん)細胞に変化し、異常な増殖を繰り返すようになります。

 

免疫療法で重要な免疫監視機構 生体は、このように常時発生している癌(がん)細胞を排除するため常に監視を行って、見つけ次第殺して排除します。

 

 この役割の中心は、癌(がん)細胞を認識してリンパ球に情報を伝達する樹状細胞などの貪食細胞と癌(がん)細胞を傷害するリンパ球などの、免疫担当細胞です。

またこのよう働きを「免疫監視機構」と呼んでいます。

 

 ところが、生体の免疫機能が低下したりすると、免疫監視機構の網をすり抜けて増殖しだす癌(がん)細胞も出現します。 さらに異常増殖を繰り返すことによって大きくなり、いわゆる「癌」という病気として症状が現れます。

 

 さらに進行すると、癌(がん)自体が生体の免疫機能を抑制すると考えられており、生体内の免疫機能がさらに低下してきます。

 

 このような免疫機能の状態を解除して、人為的に生体の免疫機能を活性化し、さらに癌の治療を試みようとするのが「免疫療法」です。

 

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体験談

 

46歳 男性

私は3年前の6月、前立腺癌の告知を受けました。

それも、骨、リンパ節への転移もある末期の癌で、

骨は、骨盤を中心に腰椎から胸骨、鎖骨まで転移していました。

血液検査での腫瘍マーカーが9200もあり、担当医もこんな数値は初めてと驚くほどいう異常な数値でした。

そのうち車椅子になり、命も限られ、手術も出来ない、手のつけようの無いもので本当に恐怖との戦いでした。

そこで、インターネットで色々調べているうちにセレンクリニックと出会い、免疫療法でかならず良くなるし助かる、と信じて予約。

妻も免疫療法に半信半疑でしたが、私にはセレンクリニックの免疫療法で人生の期待が持てました。

お医者さんが私と家族の話を良く聞いてくださり、十分な診察を経て、がん標的免疫療法を行う事を決めました。

通い始めて1か月。恐ろしく高い腫瘍マーカーの数値がみるみる下がり、1カ月後には880、2ヶ月後には151になり、

1年後には3.6と(正常値内4.0以下)に入りました。その後も順調に下がり続けて、現在は0.05前後を保っています。

癌を克服できたことに感動し、本当に感謝しています 。

これからもこのセレンクリニック免疫療法を末永く続けて行きたいと思います。

今まで、色々な励ましやアドバイスなど本当にありがとうございました。

感謝をこめて。

 

58歳 女性

私の夫は平成20年2月にステージ3になった大腸ガンの手術をしました。

その病院では「ステージ2以上のガンの場合、手術をおこなった後でも抗ガン剤投与が病院の方針です」と言われました。

夫の受けたくないという気持ちを尊重してあげたかったのと、私も受けさせたくない気持ちがありました。

なぜなら、知り合いが数人ガンの手術を受けたあと抗ガン剤を投与しはじめたとたんに亡くなったからです。

「これはなんとかしなくてはいけない」

私はそう考えてインターネットで色々調べているうちに、免疫療法の手段があることを知りました。

でも一体どういう風にしたらいいのか、困っていた時にセレンクリニックに出会いました。

じっくりカウンセリングをして下さり、とても信頼できるドクターでした。

夫は現在までの4ヶ月間、きちんと実践したと思います。

その甲斐あって、腫瘍マーカーの数値は完全に正常になり、白血球のバランスつまりリンパ球と顆粒球のバランスが

最適な状態になったのです。転移もなくひと安心。

それとともにガンという病名がもたらす死の恐怖が気持ちを重くしていたのですが、たった4ヶ月で楽に考えられる

ようになりました。

セレンクリニックさんには感謝してもしきれません。それくらい感謝しています。本当に抗ガン剤の治療を受けなくてよかったと思います。

最後に余談になりますが、夫と同じ食事に切り替えた私も、肩こりや冷え、めまいを感じることがなくなりました。

ありがとうございました。

 

50歳 男性

お世話になります。

今日はうれしい報告をさせて頂きます。

先日(9月9日)セレンクリニックへ行き血液検査を受けました。

PSAの結果は、前回(8月12日)の7.9が、今回(9月9日)では4.3と

大幅に下がっていました。

始めた当時の心配は、杞憂であったと感じています。

1日当り0.12づつ改善していることになります。

今後とも正常値を目指して通っていくと思います。

わずか1ヶ月で、病気は治るのだと言う事を身をもって

経験させて頂きました。これからの将来に希望が沸いています。

このような治療法があることを知らないで、困っている人が身近に

いますので、セレンクリニックすすめさせて頂いています。

以上1ヶ月経過後の報告をさせて頂きました。

今後共ご指導よろしくお願い申し上げます。

 

60歳 女性

セレンクリニック免疫療法その後の検査結果ですが。

今月2日の検査でPSA値が3.73になりました。

8月→9月の1ヶ月と、9月→12月の3ヶ月では、下がった数値に随分開きがありますが、

無事健康状態と言われる4.0以下になりました。

4.0以下なのでガンの疑いは無くなりました。と言われました。

しかし、正常値とは言え4.0に近い数値なので油断することなく、

今後とも今までの免疫力向上の生活習慣を続けて行こうと思っています。

 

47歳 女性

この度は、免疫療法につきいろいろアドバイスもありがとうございました。

早1ヶ月が過ぎました。

一週間くらいしたころから身体が温かくなって、よく眠れるようになりました。

体重は2キロくらい減少しましたが、逆に軽く楽に歩けるようになって、気持ちも前向きに考え行動できるようになってきました。

顔色も良くなったと思えます。

毎日楽しい気持ちで過ごせるようになっています。

平成14年に肺の非定型抗酸菌症と診断され、風邪がなかなか回復しない状態が長く続いていました。

薬ができるまで、結核に対して使われる薬を3〜4種飲むように言われましたが、3ヶ月くらいで肝機能障害から止めるより仕方なく、飲めなくなりましたが、なかなか身体のだるさがとれず、いろいろ方法を試みながらなんとか落ち着き、家事をしながら、行事をこなしながら五年が過ぎました。

一年ごとのレントゲン検査でこの九月にがんを疑われました。

血液検査に出ていないのに納得できず、どうしても細胞検査に応じる気持ちになれませんでした。

悩んでいる時、夫がセレンクリニックの免疫療法を見つけてくれました。

免疫力をつけるのはこの方法なのかと、教えて頂いたように続けることで確信いたしました。

ありがとうございました。

 

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セレンクリニックの免疫療法

 

免疫療法とは、元々持っている生体の免疫機能を高めることで様々な病気を治療、克服することを目的としたものです。

 

 免疫療法は大きく二つの方法に分かれます。

 一つは、免疫反応を起こす物質を直接接種または摂取することによって、身体の中に存在する免疫系を刺激し活性化するもので、「能動免疫療法」と呼ばれます。これは、ワクチン療法やサイトカイン療法、または広い意味で健康食品の類も当てはまります。

 

 もう一つは、免疫反応を担うリンパ球などを身体の外で活性化して再び身体に戻すもので、「受動免疫療法」と呼ばれます。これは、リンパ球を体内(生家)から一度体外(育ての家)へ出して(養子)活性化して戻すことから、「養子免疫療法」とも呼ばれています。

活性化リンパ球療法などの細胞免疫療法が代表的なものです。

 

能動免疫療法:ワクチン療法

 能動免疫療法には、ワクチン療法やサイトカイン療法があります。ここではワクチン療法について説明します。

 免疫反応は、異物(抗原)を認識することによって、それを排除しようとする反応です。癌(がん)細胞も特有の抗原を持っていると考えられており、いくつかの癌(がん)では既に証明されています。それらの癌(がん)抗原を取り出し直接接種したり、抗原情報を免疫担当細胞に伝える働きを持った細胞(樹状細胞など)に癌(がん)抗原を取り込ませて接種することで、生体内の免疫系を活性化する能動免疫療法が「ワクチン療法」です。この能動免疫療法の一つである「ワクチン療法」による癌(がん)治療法は、接種した抗原や樹状細胞が癌(がん)細胞を直接攻撃する訳ではないので、接種された後どれだけ効果的に免疫系を活性化できるかが課題となります。既にいくつかの施設で臨床応用が始まっています。

 

能動免疫療法:サイトカイン療法

 能動免疫療法の一つであるサイトカイン療法は、元来生体内で免疫反応を活性化する働きを持つ物質を、体外から大量に投与することによって治療に使う方法です。様々な物質がありますが、現在医薬品として治療に使われているものは、インターフェロン(IFN)やインターロイキン-2(IL-2)です。これらの物質は、生体内では極微量で免疫反応を制御していますので、体外から大量投与することによって重篤な副作用も起こってきます。効果と安全性のバランスを考えながら癌(がん)治療に使うことが重要です。将来、より有効なサイトカインが出現する可能性もあります。

 

能動免疫療法:健康食品など

 能動免疫療法の一つである健康食品の類は、キノコ系、植物系、動物系のものなど様々で、製造方法も費用もそれぞれに大きく違います。これらは医薬品ではありませんので、客観的な臨床効果や安全性が確認されていない場合がほとんどです。使用する場合は専門の先生の意見をよく聞くことと、効果や安全性に本人が納得して使うことが肝心です。

 

受動免疫療法:活性化リンパ球療法(細胞免疫療法)

 受動免疫療法の代表は、活性化リンパ球療法です。

 活性化リンパ球療法には、腫瘍組織浸潤リンパ球療法(TIL)、細胞障害性リンパ球療法(CTL)、活性化自己リンパ球療法、活性化NK療法などがあります。

 

 TILは、癌(がん)組織に浸潤したリンパ球を手術の際に採取し、活性化培養したリンパ球を治療に用います。この方法は、浸潤したリンパ球は癌(がん)細胞の情報を学習しているはずなので、癌(がん)細胞に対してより認識する力が強い(特異性の高い)リンパ球が得られる可能性がある、という考え方で始まりました。ただし、リンパ球は手術の際にしか取れないこと、効果が期待ほどでは無いこと、などからほとんど実施されていません。

 

 癌(がん)細胞の情報を強制的に外から与えれば、より特異性の高いリンパ球が誘導できるかもしれない、という考え方から生まれた受動免疫療法が細胞障害性リンパ球療法(CTL)です。これは、手術でとってきた癌(がん)細胞とリンパ球を混合して繰り返し刺激しながら培養します。この方法で培養した活性化リンパ球は、刺激に使った癌(がん)細胞が攻撃目標になるので、特異性の高い効果が期待されています。ただし、癌(がん)細胞が手術で取れない場合は実施できません。現在はさらに、癌(がん)細胞の変わりに癌(がん)抗原を用いたりもしています。一部の癌(がん)では臨床効果が報告されています。

 

 腫瘍組織浸潤リンパ球療法(TIL)や細胞障害性リンパ球療法(CTL)は、手術で癌(がん)細胞を取り出すことが必要なのに対して、活性化自己リンパ球療法は、手術で癌(がん)細胞を取り出す必要がなく患者さんの身体的負担を軽減するために開発された受動免疫療法です。活性化自己リンパ球療法は、通常血液検査で採血するような少量の末梢血を材料にしてリンパ球を活性化培養し、癌(がん)の治療を実施します。また、培養方法の改良(固相化抗CD3抗体及びIL-2で活性化で刺激)で約2週間の培養でリンパ球数が1000倍程度に増殖させることが可能となり、臨床応用が可能となりました。

 

 末梢血のリンパ球のみでは癌(がん)細胞に対する特異性が無い(非特異的)のではないか、という質問を良く受けます。またこの方法は簡易的に「非特異的リンパ球療法」と呼ばれます。

 先にも書きましたが、血液中のリンパ球は免疫監視機構の担い手であり、常に癌(がん)細胞の発生を監視して、見つけた場合には排除します。リンパ球は大変学習能力が高く、一度攻撃した癌(がん)細胞の記憶を残しており(メモリー細胞)、更に未知の抗原に対して反応する力も備えています。その為、抗原刺激を行わなくとも、末梢血のリンパ球を材料とする活性化リンパ球療法は癌(がん)細胞に対して反応することが可能です。正確には、「多特異的リンパ球療法」と呼ぶべきであると考えられます。

 

 体内に存在するリンパ球は、様々な癌(がん)の情報を持った細胞集団であると言えます。それらをまとめて活性化培養するわけですから、CTLやTILの様に対応する癌(がん)細胞だけではなく、様々な癌(がん)細胞に対して特異性を持った活性化リンパ球が誘導できます。さらに、体内に投与された活性化リンパ球が癌(がん)細胞を攻撃すると、さらに癌(がん)細胞の情報を得て学習し特異性が高まりますので、治療を継続するごとに特異性の高いリンパ球が徐々に体内に増えてきます。

 

 また一方では、癌(がん)細胞を攻撃するリンパ球だけではなく、体内の免疫機能の活性化を手助けするようなリンパ球(ヘルパーT)も増殖しますので、投与によって生体の免疫機能自体を高めることも出来ます。これにより、QOLの改善や抗がん剤や放射線療法の副作用も軽減する効果も期待できます。我々はこの方法を、非特異的ではなく「多特異的」と考えています。現在、活性化自己リンパ球療法を実施しているほとんどの医療機関は、基本的にこの方法を応用しています。その為、本療法は、「非特異的リンパ球療法」ではなく「多特異性リンパ球療法」と呼ぶべきであると考えています。

 

 これまで説明した免疫療法がTリンパ球を活性化するのに対して、活性化NK療法はリンパ球の中のNK細胞を活性化して治療する免疫療法です。NK細胞は IL-2で活性化しますが、増殖には限界があります。また、Tリンパ球は、血管壁を通過して癌(がん)に到達することが比較的容易ですが、NK細胞は血管壁を通過しての癌(がん)細胞への到達は困難です。最近、少量の末梢血から活性化培養する方法が開発されいくつかの医療機関で臨床応用されていますが、培養方法やその効果に関する学術的な報告は、ほとんどなく、その臨床効果は確認されていません。

 

 近年、癌(がん)細胞の情報を取り込ませた樹状細胞をリンパ球と混合して培養することにより、活性化の過程で癌(がん)細胞の情報をリンパ球に伝えることによって特異性を高め、治療に応用する免疫療法も考案されていますが、その臨床効果は確認されていません。

 

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